短編

□本題は鍵をかけてから:オサ謙
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オサムが手招きを続けるが
謙也は1歩も動こうとしなかった


「ほーら謙也 早よう」

「ぃ・・・嫌や!!オサムちゃんなんで・・・・?!」


否定を受けたオサムの表情は今まで平然としていたものから打って変わって酷く冷たいものに変わった


「ほーう、お前も金太郎と同じくらい我侭なんかー?こっち来いって言っとるやないかっ!!!!!!!」


グイッ   ガシャンッ!!!!!!!!



オサムは謙也の胸倉を掴み、机があったところへ引き込んで叩き付けた。
蹴り飛ばされなかった椅子が謙也が叩きつけられたことによってぶつかり倒れる


「あ゛っ・・・・痛ッッ!!!」


堅く冷たいコンクリートでできた床に叩きつけられた謙也はその場で蹲る



「ちゃんと大人しく来とったら痛い思いせんで済んだんやで謙也」

腕が痛い
頭が痛い
肩が痛い
腰も足も・・・・
まさかあんなに親しかった顧問に突然暴力を受けるとは思わなくて痛む身体を押さえながらショックを受ける



オサムは蹲る謙也を無理矢理仰向けにさせてすかさず上に跨った



「なっ・・・・・!!!?」



「ほな、本題楽しもか」













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