短編

□本題は鍵をかけてから:オサ謙
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「ほな、今日はもう遅いし帰ろか」

「せやな 着替えよか」

「小春の生着替えは見せへんど!!」

「あらユウ君恥ずかしいわあー」

「ええからお前ら早よう着替えろ!!」



ぞろぞろと部室に入ってく部員たち


そんな中

「謙也」

「ん?何やオサムちゃん」

「ちょおお前に話あるんや、着替え終わったら部室おってくれへんか」

「おお、分かったわ ほな白石から鍵預かっとくわな」

「よろしゅうたのむわ」




オサムは着替え終わって家路につく生徒を見送りながら謙也を残した全員が出てくるのを待った






「オサムちゃん、謙也に鍵渡したけど何かあるんか?」

おそらく最後に出てきたであろう白石がオサムに問いかける


「おお、ちいとばかしお話があってな」

「なんや2人で怪しいわあ」

「お、嫉妬か?謙也と2人きりなんが羨ましいかー?」

「阿呆ぬかせ 顧問が何言いよんねん」

「はは、せやな 冗談や冗談」

「部室にはもう謙也しかおらんで」

「そうかー ほな行ってくるわな」

「ん、ほなまた2学期なオサムちゃん」

「おー、気いつけて帰るんやでー」




白石を見送り、オサムは足早に謙也がいる部室へと向かった





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