短編
□本題は鍵をかけてから:オサ謙
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「なっ・・・・オサムちゃん何しよるん?!」
「何って・・・見て分からんかー?鍵かけとるんや」
「鍵って・・・・・・」
「お前が逃げられへんようにな」
「っ・・・・・」
「・・・・・なーんて♪
ハハッ、ビビッたか?」
「ビビるわ、もうええから早よ鍵あけえや」
「そないせっかちにならんでも本題が終わればあけたるわ」
「本題・・・・・?」
「あーでも残念やわ、謙也が千歳をねえ・・・」
トレードマークの煙草を蒸かしながらフラリフラリと謙也に近づくオサム
ガッターーーーーーーーン!!!!!!!
「っ・・・・!?」
そして先ほどまで2人を隔てていた机が大きな音をたてて倒された
「オサムちゃ・・・ん・・・何してんねん・・?!」
「んー? 机蹴飛ばしたんや」
「なしてそんなこと?!」
「邪魔やったからや」
「邪魔って・・・・・」
理解できへん
この顧問の考えが分からへん
怖い
怖い・・・・・
「ほら謙也こっち来い」
オサムはニヤリと笑って手招きをした
*