短編
□愛を知らない:穂謙
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翌日、学校が終わる時間を見計らい
テツと天馬は謙也の自宅近くの裏道にいた
「よっしゃ、来たで天馬」
「ホントだあ」
謙也は裏道の目の前を通り過ぎようとする
その時
「やあターゲット君」
謙也の腕を掴んで引き止める天馬
「っ・・・・・・・お前・・ら・・・・・」
明らかに油断をしていた という様子だ
「ちょおこっち来てや」
テツがもう片方の腕を掴む
「・・・・何やねん・・・・・・・・」
「だからあ、こっちだってば」
「やっ・・・・やめぇや!!」
嫌がる謙也を無理矢理裏路地に連れて行った
*