短編
□見くだしてそれから:千謙
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平日の放課後、
部活が始まってテニス部は基礎練が終わった頃
「また千歳は来てへんのか」
「そうや、せやから謙也探してきてくれへんか?」
「何で俺が?!」
白石に突然 千歳を探すように頼まれる謙也
「スピードスターなんやろ?探して連れて来るんもはやそうやから」
「あのなあ・・・俺がスピードスターで乗せられるとでも思っとんのか?」
「せやかて謙也は足速いんは事実やし頼ってんのや、頼むわ」
「しゃあないなあ・・・ほなこの浪速のスピードスターがいっちょ探したるわ!!」
「頼んだで!!」
こうして千歳を探すハメになった謙也であった
「っちゅうても何処におんねん、ていうかまだ学校におる保障なんであらへんやんけ」
教室、廊下、階段、校舎裏、中庭と千歳がいそうな場所を探す
「おらへん・・・後は・・・屋上か」
最後の心当たりである屋上に上がると案の定千歳は見つかった
*