※アンケリク作品
・新婚初夜の鬼畜ドSの薬師如来×観世音
鬼畜ドSの薬師如来に攻めに攻めなれる観世音のR18
『たった1つだけ 誰にも譲れないものがある』
「や、薬師如来様ぁっ///」
「何だね、観世音君」
「も、もぅっ///」
毎晩毎晩、飽きずに良くもまぁ。と観世音は思った。
此の薬師如来という男。
容姿端麗、眉目秀麗という言葉が本当に良く似合うと誰に対しても見る目が手厳しい観世音でさえそう思うのだから間違いなく美形である。
だがしかし
「これで何度目だとおもっているんですのぉ〜??もう、からだが持ちませんわぁっ///」
びっしょりと全身に掻(か)いた汗。
むわんと室内に充満する雄と雌の匂い。
そして焚きっぱなしの香炉。
様々な匂いが室内を覆い、余り良い気分になれなかった観世音が嫌がる様に薬師如来から離れようとした矢先だった。
「逃がさんよ」
「っ、あ!!」
ぐっと腕を引かれ。
そのまま寝台にまた引きずり込まれた観世音はバランスを崩してドサリとシーツの上にダイブさせられた。
其のせいで肩や腹部に痛みを覚えた‥訳も無く。
「なっ///」
「危ない危ない」
ハハ、と楽しげに笑った薬師如来が全身で彼女の身体を受け止めていたので怪我も無く、痛みすら感じる事も無かったのだ。
だが、不本意にも彼の逞しい胸板に身体を預ける事になってしまった観世音は
「は、はなれて下さいまし〜っ///」
なんて言って薬師如来から離れようとぐいぐい彼の胸を腕で押すが―――
「そうつれない事を言わずに続きを是非ともしようじゃないか」
「ッ///」
ドサッと寝台の上に今度こそ押し倒された観世音は一瞬我が身に何が起きたのか理解出来なかった。
だが
「んんっ?!」
直ぐに目の前の男が強引に押し倒して来た事を悟った彼女はじたばたともがいて急に与えられた口付けから逃れようと試みた。
が、所詮は女の力。
容易に逃れる術も無く
「っ‥ふ、んん‥は、ぁっ!!やくし、にょらいさまぁっ///」
「フフ、照れる君も可愛らしくて見物だな」
「かっ、からかわないでくださいませ〜っ///」
単衣も纏わず、生まれたままの姿で組み敷かれた観世音は屈辱と羞恥でカァッと頬を赤らめてしまった。
そして全力で彼の呪縛から逃れようとするのだが―――
「ふぁんっ///」
「言ったろう??逃がしてなどやらないよ」
「あ、ぁああっ」
まだ彼が吐き出した欲望が観世音の中に残っていて、其れがドロリと股を伝うと同時に薬師如来が見計らったかの様に其れを指で掬(すく)ったのだ。
勿論観世音は恥ずかしさの余り止めさせようと足を閉じた。
否、閉じようとした。
しかし
「そう恥らう必要もあるまい」
「いやぁっ///は、はなしてぇええっ」
「何せ私達は夫婦になるのだからね」
華奢な彼女の足を意外と筋肉質な薬師如来ががっちりと押さえ込んでいたので其れは叶わなかった。
更に、ニヤリとほくそ笑んだ薬師如来が勝ち誇ったように
「そして君は私の子を孕むのだ。最高だろう??」
うっとりとした声色でそんな事を言い出したのだ。
コレには子供になんて一mmも興味の無かった観世音もゾッとして
「ぜ、ぜったいいやですうぅうっ///」
何としてでも彼の魔手から逃れたくて、見苦しいのは承知の上で泣きながら足をばたつかせたのだ。
しかし、抵抗されればされる程男と言う生き物は燃え上がるらしく
「大人しくしたまえ」
「はぁあんんっ///」
こぷっと精液を零す厭らしい雌穴に問答無用で薬師如来の指が埋まった。
其れも三本一気に。
「あぐぅううっ!!いや、抜いてええぇっ」
「ほぅら、観世音君。君の厭らしい膣穴は私の指をもう三本一気に飲み込める程広がってしまったぞ??」
「くううぅうっ///」
そして、連日淫らな調教を嫌と言うほど施されて来た観世音の厭らしい身体を嘲笑うかの様に彼はそう言ったのだ。
実際、決してか細い訳ではない薬師如来の指を‥其れも三本も飲み込めるのは相当彼女の身体が慣れているという証である。
其れが恥ずかしくて悔しくて堪らなかった観世音は
「もぅ、やめ‥てっ///」
と淫らな動きで腰を揺らめかせ、彼の愛撫から往生際悪く逃れようとしたのだ。
そんな観世音にますます欲情した薬師如来は丸い眼鏡をクッと押し上げて
「ほぅ、そんな風に腰を振って私を誘っているのかね??」
クスリと笑いながら観世音の足の付け根を指でつぅっと撫でてやったのだ。
其の厭らしい手付きにゾクッと快感を覚える観世音。
「あっ///」
既に身体の隅々に叩き込まれた女としての快感はどんな時も、どんな状況でも彼女を苦しめ。
望んでも居ないのにスイッチ一つで酷く淫乱に、酷く卑猥になりさがってしまうのだ。
そして今も例外ではなく
「さぁ、欲しければ自分で求めてみるんだな。観世音君」
「!!」
寝台に寝そべり、そそり立った猛々しい雄根をわざと見せ付けた薬師如来が手招きすれば一発だった。
「‥や、やくしにょらいさまっ///」
「さぁ、足を開いて」
「ッ///」
「私に見える様にちゃんと限界まで開いて飲み込んでみせるんだ」
「は、はいいぃいっ///」
とうとう誘惑に負け、抵抗を諦めた観世音はM字に足を開脚してバキバキに硬くなった薬師如来の雄根に自分の蜜口を当てがった。
そしてゆっくりと腰を下ろし始めたのだ。
ずぶずぶと。
「ふぅううんんっ///」
広がっていく雌穴。
雄根の大きさに合わせて広がっていく其れはやがてずっぽりと薬師如来の肉棒を飲み込んでしまった。
だがそれだけで終わる訳も無く
「さぁ、動きたまえ」
「はひゃぁあんんっ」
カプッと乳首を甘噛みされた観世音は、タダでさえ今にもはちきれそうな彼の欲望を下の口で咥えるので精一杯だったから
「む、無理ですぅっ///」
なんて思わず弱音を吐いてしまったのだ。
其れにやれやれ、と困ったように笑ってみせた薬師如来は
「なら手伝ってあげよう。そら」
「ひぃっ///」
下から器用に観世音の内部を貫いてやったのだ。
ズンズンと
「あひぃんんっ!!あぁ、らめっ」
「何がダメなんだい??観世音君」
「お、奥ッ///おまん×ズコズコされてかんじちゃいますのおおぉおっ」
「フフ、大分言葉の使い方が分かって来たようだな」
「んん、は‥あはぁんんんっ!!」
そして脳みそがショートしそうになる程激しい快感に溺れてしまった観世音は無意識にも薬師如来に教え込まれたはしたない言葉遣いも平気で口にしてしまっていたのだ。
「あはぁっ///おまん×の奥がじんじんしますのぉっ!!抉れちゃううぅううっ」
そんな厭らしい観世音が堪らなく愛しかった薬師如来はククッと喉を鳴らして笑い
「なら抉れるくらい‥貫いてあげよう!!」
更に激しく観世音の膣道を其の逞しい陰茎で擦りあげてやったのだ。
ズボズボと
「はひぃんっ!!や、あ゛あぁあっ///」
其の苦しいくらいの責め苦に観世音はだんだんと意識がぼやけてきて
余りの快楽にとうとう意識を飛ばしてしまったのだ。
「あひぃいいんんんんっ///」
同時に絶頂を迎えた彼女はぷしゅううぅうっと潮吹きしてしまい、更に
「ふぅうっ///」
チョロチョロと尿意まで催してしまったのだ。
真っ白なシーツが黄色とべっとりした白濁の液体に塗れる。
其れを満足そうに見詰めた薬師如来は特に気にした様子も無く
「まだまだ、本番はこれからだぞ。観世音君」
「あ、あぁあっ///」
完全に気を失った彼女の内部に埋まった雄根を、また性懲りも無く上下に運動させて彼女の中を存分に犯してやるのだった。
それからどれくらいの時が経ったのだろうか。
「無茶しすぎたか‥」
新婚ではあるが。
しかし夫婦になる前に幾度と無く観世音を無理矢理抱いていた彼はとうとう夫婦になれた喜びに負けて暴走してしまった。
其れは普段冷徹で、特に女に溺れる事など一度としてなかった彼にあるまじき愚行だった。
だからこそ余計に己の理性の無さが悔やまれるのだが―――
「…‥んんっ///」
コロンと寝返りを打つ、腕の中を妻に対し彼はクスリと嬉しげに笑って
「だが君だけは‥誰にも譲れないのだよ。其れが例え君の愛した男相手だろうとね」
なんて一人淋しそうにも呟くのだった。