story
□バレンタイン†デイ
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ル「ハッピーバレンタイン!ルッス姐さんからチョコのプレゼントよ!」
ス「そういや今日はバレンタインだったなあ」
フ「一個一個ラッピングまで、よくやりますねー」
ベ「しかも毎年…よくやる気になるよな」
ル「乙女たるもの当然のことよ!」
フ「乙女って誰だよ(ボソ)」
ル「あらフランちゃん、何か言ったかしらー?」
フ「いえー、ベル先輩の気持ちを代弁しただけですー」
ベ「てめー、人のせいにしてんじゃねぇよ」
フ「じゃあ先輩は思わなかったって言うんですかー」
ベ「……まあ、思ったけど」
ル「二人でケンカ売ってるのかしらあ?ゴホン、まあ、今日はバレンタインだから、…ね」
ス「そういやもうボスには渡したのかあ?」
ル「ええ、さっき。それよりスクちゃんは?」
ス「何がだあ?」
ル「三日前くらいから厨房でガタガタやってたじゃない」
ス「…な、何の話だあ?」
ル「作ってたんでしょ?ボスに」
ス「……バレてたのかあ」
ル「もう渡したの?」
ス「いや、まだ…」
ル「これからなのね」
ス「いや、でも…お前の渡した後なんて渡したくねぇぞお」
ル「あらあ、どうして?」
ス「そりゃあ……」
ル「ああ、そういうこと…。私のハイクオリティーなチョコの後に渡したくない気持ちはわかるわ。でもボスもスクちゃんからもらいたいと思ってると思うわよ?」
ス「でもなあ」
ル「ボスも私レベルのチョコは期待していないわ。心配しないで」
ス「なんかイラッときたぞお。でもまあ、せっかく作ったんだし、な」
ル「その意気よ!頑張ってスクちゃん」
ス「お、おう」
ル「実行は早いほうがいいわ。私が見守っててあげるから行って来なさい!」
ス「…見守りはいらねぇぞお」
ル「遠慮しないで。ドアの隙間から見守っててあげるから」
ス「ただの覗きじゃねぇかあ!」
フ「ミーも見守っててあげますよー」
ベ「シシッ、俺も」
ス「てめぇら見て楽しみたいだけだろうがあ!来るんじゃねえぇ!」
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