長い夢
□5 カノコ脱出
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状況を一通り説明し終わると、
なんと…レッドさんの説教が始まった…。
レ「…―大体名無しさんはさぁ、ここに来るの遅すぎだよ。それに人がどれだけ心配したと思ってるの?幸いポケモン持ってたから良かったけど、道に迷って野生ポケモンがいるところに出たら丸腰じゃ危ないんだからね!事故が起きてからじゃおそいんだよ?女の子なんだから。あと―…」
…30分経過…
やっと説教終わり…アララギ博士も、始まって5分でいなくなったし、つらいことこの上なかった…
「ごめんなさい…今度から気をつけます。」
レ「分かったらよろしい。」
今度からレッドさんは絶対怒らせないようにしよう。
レ「もう夕方か…あ、そうだ名無しさんがいない間に旅に必要なモノそろえといたから。
でも、全部はそろわなかったからカラクサのポケセンに行こう
とりあえず、ローファーをこれに履き替えて。その靴じゃ痛いでしょ?」
名無しさんは、新しいランニングシューズを貰った!しかし、制服に、この靴はさすがに…
レ「なんかアンバランス。」
「うるさいわ!!でも、色々ありがとう。」
レ「どういたしまして。それじゃあ、行こうか!」
レッドさんは肩にピカチュウを乗せ
うきうきとした表情で研究所を出て行った。
出て行った……?
「ちょ、まってよ!!」
急いで追いかけるが、
「レッドさん速すぎ!」
あんなに遠くまで…一番道路に入りかけてる。
レ「名無しさん速くー!そんなんじゃ、夜になっちゃうよ。」
――
やっとの思いで一番道路…
レ「名無しさんって運動苦手…?」
いや、レッドさんが良すぎるんだと思います。
「普通だと思うんだけどなぁ…」
走ってたから初めて入った一番道路には桜の花が舞っており桜のピンクが紅い夕日と重なって桜の花が紅く輝く宝石のよう
とても美しく幻想的だった。
そして、
「「きれいだね。」」
きっと、これからの旅は良い旅になると思った。