長い夢

□10 3匹目
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ムンナ欲しかったです…切実に。




レ「本当にごめん。」


「いや…もういいよ…。ジム戦頑張るよ。」



女の子「あ!あなたジムに挑戦するの?」


びっくりした…!

「そうですけど?」


女の子「あなたは最初にどのポケモンを選んだの?」


ツタージャ・ポカブ・ミジュマルか…。
もしかして、あのヤナップとかくれる人?



でも、ウパーってどうしろと。



「水です…?」



女の子「ミジュマルね!じゃあこの子あげる!」



▼名無しさんはバオップをゲットした!





「ありがとうございます?」





…ミジュマルではないんだけどなぁ…



もらっていいのだろうか…




嬉しい半面、複雑な心境でボールを眺めながら歩く。




それに対応するかのようにボールが不安げに揺れた。




「…。」




レ「…どうしたのさっきから浮かない表情だけど?
……よく分からないけど、結果はどうであれこのこと出会ったことは、きっと偶然じゃない。
俺らがジム戦の話をしていなかったら出会わなかったかもしれないからね。まぁ、よかったじゃん。」




そう…だよね。君はあたしに会うためにそこで待っていたのかもしれない。そうじゃないのかもしれないけど、パートナーを探していたのは事実。



「…でてきてバオップ。」





  … … …。



こちらを不安げに見つめるバオップ。

「あたし、色々迷ってたの、君と一緒に旅するか、していいのか…。
けど、君が来てくれたんだから一緒に旅しないと意味無いし、楽しくないよね…?
だから、あたしのパートナーになってくれませんか?」

  





   ! … … …。ととっ


抱きついてきた!

「わっ!くすぐったい!?」



レ「仲間が増えてよかったじゃん」




「えーっと…君は、…女の子!だよね?ニックネームは…う〜ん……






リザ!」


  …♪


なんてかわいいんだ…。
あたしは天使に囲まれてホントに嬉しいよ。




  うぱ!

  …?
(きょろきょろ)
  

  ぴちゅ!
 
  …??(ますますきょろきょろ。焦ってる。)
  
  きぃ…(ペコリ)




律儀な子!ええ子過ぎるわ!!



レ「夢の跡地では練習できなさそうだから、2番道路でしよう。で、もうキャサリンはだいぶ強くなってるね。
チェレンとバトルしたからやっぱり違うねぇ。」


「み、見てたの!?」


レ「うん。外からちょっとだけね。
初心のころを思い出してとても懐かしくなったよ。いいバトルだったんじゃない?」

レッドさんはとても懐かしくてあのころは若かったみたいな顔してる。ってまだ若いじゃん!



「ど…どうも…」


レ「なーのーで!今日はピチューとリザのトレーニングね。」



「さ、二人とも頑張ろうね!」

  
  ぴちゅ! きっ!


ちなみにキャサリンは疲れてるからこの間はポケセンでお休み。





―――――


短パン小僧「ねぇちゃんつえーな!」



レ「だいぶ、昨日よりてきぱきしてていい感じだね。」

レッドさんは褒めて伸ばすタイプの人みたいだ。

「そうかなぁ?もっと褒めていいのよ?」






短パン小僧&レ「(うぜぇ…!!)」



レ「…ごほん。じゃ、ポケセンでキャサリンが待ってるし…!っもう7時30じゃん!ドンだけ練習してんだよ!?帰ろう!君、ありがとね!」



短パン小僧「おう!にーちゃんもねーちゃんもじゃあな!!」



「じゃ!」
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