奈落の底

□嬉
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『弱い僕』


技術家庭の授業の時間

2時間連続で、コンセントを作った

今更だけど私は、作る事が出来ない

描く事は好き…?だけど、

粘土、木箱、作る事は苦手

だから、

「コンセントを作ります」

と、言われた時嫌な予感がした。

また、技術の先生に目を付けられて

怒られるんじゃないかって

案の定、嫌な予感は当たった

ペンチ?で線を切らずに

外のビニールだけを切る作業

全部切って怒られる事を避けたかった為

なかなか、切れず

先生に言えば怒られるので

地道に頑張ったが1時間経っても出来ず


休み時間、

学校でまだ気軽に話せる人が寄ってきた

その人に、

また、馬鹿にされるのかな…

そう思っている間に3分前のチャイムが鳴った

そしたら、その子が手伝いとして来てた

家庭の先生を呼んだ

全然進んでなくて怒られると思ったけれど、

その先生は、優しく教えてくれ。

出来ない所はやってくれた。

怒られなかった

どうして、怒らなかったの?

疑問が沢山出てきた

それどころか、その家庭家の先生は優しく教えてくれた

「分からない、出来ない時はいってね」

周りから見ればそれだけの言葉も

私には、涙が出そうなほど嬉しかった

コレぐらいで泣いては、いけない

何時の間にこんなに弱くなったんだ…



この先生は、私に何故か優しくしてくれる

私に怒らなかった

異様な事に正直ビックリした

些細な事だったかもしれないけど

その日家に帰って

思い出して

涙が

一粒頬を伝った


けれど、もう私に優しくしないで

もう

コレ以上、弱虫になりたくない


20110904
(頬を伝った涙は)きっと
(嬉し涙と……)





























































 
 

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