桜欄

□桜欄〜恐れ〜
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槞「斎藤さん…?」

斎「そうだ。もう大丈夫だ。」
槞「わ…私…人を…殺して…しまった。殺した人が…夢に出てきて許さないって…言って…」
斎「…槞嘉は人を斬ることが怖くなったか?無理する必要はない。辞めたければ辞めればいい。」

槞「…いいえと言えば嘘になります。人を斬ることは怖いです…。でもそれが当たり前の時代。ここで立ち止まるわけにはいきません。」

斎「そうか。」

槞「それに自分で決めたことです。最後までやり遂げます。私はくじけません!だから見守ってください。」

槞嘉は無理矢理笑顔を作った。斎藤はそれを見てため息をはきながら言った。

斎「わかった。最後まで見守ろう。だが、無理だけはするな。いいな?」

槞「はい!」

そしてこのあとあんずに怒られたのは言うまでもない。
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