イナイレ
□キミと一緒に
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なぁ南沢さん
あんたは今どこにいんだよ
南沢さんが辞めた後サッカー部は変わった
一年が風を起こし、俺達はその風に導かれるまま勝ち進んだ
大好きなサッカーを思いっきりやれて
すげぇ楽しくて
ここにあんたが居れば俺は文句ないのに
肝心のあんたが居なきゃ意味ねーよ
「南沢も帰ってくれば良かったのにな」
「黙って転校なんて」
…転校？
「ちょ、どういうことですか車田先輩」
「あいつ、俺達になにも言わずに転校しちまったんだよ」
南沢さんが転校した？
俺達に黙って？
「食えねー奴だよな」
あんたは何考えてんだ？
俺には全然わかんねーよ…南沢さん
そんな知らせから数日後
俺達はとうとうホーリーロードの本戦第一試合を向かえた
相手は、月山国光中
そこに南沢さんはいた
「南沢！どうしてお前が…」
南沢さんが俺達の敵…？
あんたはどれだけ俺を苦しめるんだ
「よう、倉間」
言いたいことがたくさんあった
なんで転校したんですか
なんで何も言ってくれなかったんですか
なんで南沢さんが敵なんですか
なんでそこまでしてサッカー続けるんですか
「俺、勝ってあんたを雷門に引き戻しますから」
そう言うと、楽しみにしてるよ、とだけ言って南沢さんは去っていった
勝ってまた南沢さんとサッカーしたいです