Short Story

□保健室と、ポッキーと
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『伊作ー、ポッキー食べるー?』

放課後の保健室

何か委員会の仕事があるとか言う伊作に着いて来た私

暇過ぎてポッキー食べ始めちゃったよ!!

「ポッキー?? 貰う!!」

机に向かって何かやっていた手を止め、後ろにいる私の方を向く

ベッドに腰掛けていた私を見て、伊作は呆れ顔をする

『伊作?? どしたの??』

「絢乃さぁ…」

私の手からポッキーを取り、サクッと食べる

「格好、どうにかしよう?」

伊作が呆れていたのは、どうやら私の格好だったみたいだ

「女の子がそんなに足開いてたら、おかしいでしょ」

『いーじゃん、別に。伊作しかいないんだし』

「絢乃は僕以外の人と一緒の時もそうでしょ」

『まぁね〜』

ため息を吐く伊作をよそに、私はポッキーを食べ続ける

何故かクーラーが付いてないから、早く食べないと溶ける!!

「絢乃ー」

ふいに伊作に名前を呼ばれ、私はポッキーをくわえたまま伊作を見る

すると、何故か…

そう、何故か伊作が反対側からポッキーを食べている!!

意味の分からない状況に固まっていると、キス寸前の位置でパキッと言う音

残ったポッキーを食べ、伊作を見つめる

『伊作サン?? 今日はポッキーの日じゃないですよ??』

「うん、知ってる」

『じゃぁ、何で…』

「ん?? 絢乃が僕の言う事聞いてくれないから〜」

ニコッと笑う伊作

大胆な行動にキュンてしちゃったじゃないか!!

顔に自然と熱が集まっていく

まさか伊作にときめくなんて、ね


保健室と、ポッキーと






タイトル思いつかなかった結果がアレですよ
なんかもう、酷いですよね…
伊作にポッキーを反対側から食べて欲しかっただけなんです


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