09/14の日記

23:58
軍パロ
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色々自由な妄想ネタ吐き出し
正臣と臨也


「あんたさ、生きてて楽しい?」

窓枠に腰掛けた少年は、首を傾げそう問い掛ける。

「楽しい、か……。ここ数年では考えもしなかったかな」

臨也は淡々と答えると身形を整え少年の元へと歩み寄る。

「君たちは楽しいの?毎日が」
「楽しいよ。少なくとも、軍の狗であるあんたらより、生きるか死ぬかの今の方がよほどいい」

金の髪の少年は、紀田正臣。現在国が手を焼く反乱軍の頭である。最も、その事実を知る者は極少数に限られているのだが。

「帝人くんや杏里ちゃんみたいな手を考えなかったわけじゃないよね?だって君には俺仕込みの知略があるだろう」
「うちは血の気の多い奴の集まりなもんで。勿論、帝人も杏里も地盤固めからやってるのは知ってるし分かる。数は力だ。でも、もう待ってらんねぇんだよ、民衆は」

正臣は室内に降り立つと、臨也の胸にぽすりと頭を寄せた。

「……臨也さんを追って、俺もこの服に袖通すのが夢だったんだけどなぁ」
「今でも遅くないよ」
「冗談。もう後には退けませんよ」

そっと頭を臨也が撫でれば、正臣は遠慮がちに腕を回し抱き付いてきた。

「……君の存在が上の耳に入れば打ち首は確定だよ」
「元より覚悟の上です。どうせ見せしめにするんでしょう。余計に民衆の心が離れるだけだと言うのに」

するりと身を離すと、正臣はじっと臨也を見上げる。正臣の双眼は、真っ直ぐでとても綺麗な色をしていた。

「俺はどうせ死ぬなら臨也さんの手にかかりたいって思います」
「嫌な役割人に押し付けないで、君は精々国から逃げて逃げて、そして国を変えてみせてよ」

軍属の人間にはあるまじき言葉に、正臣はクスクス笑い臨也の手の甲に口付けを落とした。

「折原少佐もお身体ご自愛下さい」

ああ、それと、と正臣は窓枠に脚を掛け振り返った。

「門田さんたちにもよろしく伝えてて下さい。おかげで何時も無茶しなくて済みます」
「…まさか兵の配置丸暗記してるの?」
「あなた仕込みですからね。余裕っすよ」





唐突なパロ。来神組は軍属。来良組はそれぞれ反政府組織。中でも正臣は過激派っぽい感じで。
お互い旧知の中。中でも臨也と正臣は兄弟のように仲が良かったとかなんとか。

そんな妄想でした!

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