09/04の日記

23:26
折原軍団
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美影ちゃんと蘭くんが臨也さんラブならいいよね!



「折原!何時まで仕事してんだ飯食え飯!だからそんなヒョロイんだよモヤシかテメエはオラ口開けやがれ!」
「ちょ、蘭くん?!そんな乱暴なあーんとかいらな…ぅむーッ」

顎を捕まれた臨也は無理矢理蘭にスプーンを突っ込まれながら暴れている。
美影はその様子にやれやれと肩を竦めながら蘭の頭に手刀を落とした。

「…〜ッなにしやがんだこの男女が!!」
「折原嫌がってんだろ。迷惑なのは存在くらいにしときな泉井」
「どう言う意味だぁ?あ?」
「そのままの意味だよ」
「けほっ、あーもう、二人とも喧嘩しちゃ駄目だよ?二人が本気で喧嘩したらこのマンション住めなくなっちゃうって」

咳き込みながら臨也が手を振ると、二人は不服そうに表情を歪めながらもふいと顔を互いから逸らした。

「そう。良かった聞いてくれて。もし正臣くんが片付けた部屋を散らかしたり波江が作ってくれた食事が台無しになったりしたらこっぴどく叱られちゃうからね。それどころか来てくれなくなっちゃうかもだし」
「「……」」

くすりと笑う臨也に、今度は違う意味で二人は表情を歪めた。
矢霧波江と紀田正臣はこの事務所に最も出入りする人間だ。それと同時に、二人にとっては要注意人物でもある。

「……折原は本当にあの二人は信用してるんだね」
「波江と正臣くんのことかな?ん〜まあ、それなりに?」

首を傾げへらりと笑う臨也にもやもやとする。臨也の言う“それなり”がどんなに意味のあることか、本人は自覚していないのだ。

「泉井。取り敢えずあんたとは休戦してやってもいい」
「奇遇だな、俺も同じこと考えてたとこだぜ。敵は別に居る」

一人呑気に食事を始めた臨也を横目で見ながら、美影と蘭は二人に似つかわしくないような様子でひそひそと話した。

「とんでもなく自分に向けられる好意には鈍いからな。こいつただの馬鹿じゃねぇのか?」
「好都合だろ。他がちんたらしてる間にアタシらが拐ってやればいいさ」
「男前だなぁヒャハハ!」

そんな二人を見ながら、臨也は首を傾げるのだった。






好意に鈍い臨也さん萌えです。実は周りの皆は分かりやすいラブコールを送ってたりするのですよ!
そんな中美影ちゃんと蘭くんが颯爽と拐っちゃえば臨也さんもクラッと落ちちゃうんじゃないかな?……って思ったが、多分気付かないか、とも思ったの(笑)

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