08/13の日記
18:56
臨也総受け
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新セルと来良組と鍋パ
「何で夏に鍋?」
数少ない友人の突然の呼び出しに、珍しく臨也は二つ返事で彼のマンションに向かった。
そこでは見知った面々と熱々の鍋が用意されていて、意味が分からずこの家の主である新羅に訊ねる。
「何でって、臨也好きだろ?鍋」
「まあ、好きだけど…」
『迷惑だったか?』
当然のように言う新羅。セルティはPDAを差し出し少し不安げ。結局臨也は素直にご馳走になることにした。
「臨也さんここね!」
「はいはい」
正臣に手を引っ張られ、臨也は正臣と帝人の間に座る。
「折原さん、暑くないですか?」
「ああ、うん脱ぐよ」
「掛けます」
杏里の指摘に上着を脱ぐと、帝人が受け取り、ピタリと止まった。
「帝人くん?コートがどうかした?」
「え?!あ、いえ……その、コートが言うか、臨也さんっていい匂いするなって思って」
帝人の発言に臨也は瞬く。二十歳を疾うに過ぎた男に男子高校生が使う言葉だろうかと思ったからだ。
「確かに臨也って何時もいい匂いするよね」
『私には分からないが、甘い匂いがしそうだな』
「君たちまで何を言って……正臣くん。何をしてんの君は」
異様に近い正臣に視線をやれば、へらりと笑われた。
「いやー確かにいい匂いだなって思って見てたら項とか鎖骨がセクシーで見とれてました」
「意味が分からないから。って、ちょ、触らないでよ」
「夏場なのに何で汗ひとつかかないんすかね。超サラサラ」
首筋を人差し指で辿る正臣に、臨也は手を掴んで止めさせる。そんな無防備な後ろ姿に今度は帝人が手を出した。
「ッ?!」
「わー細いですね」
「みか、帝人くんは何をしてくれるのかなぁ〜?」
いきなり腰を掴まれ今度は帝人の手を掴む。近頃の高校生は随分スキンシップが過激だと思いながら。
「仲良く手を繋いでいるみたいで可愛いです」
「杏里ちゃんの目は節穴なのかな?」
微笑む杏里に頭痛がした。
「じゃあ、両手の塞がった臨也には私が鍋を食べさせてあげよう!」
『狡いぞ新羅!私だって臨也に食べさせたい!』
「でも臨也さん猫舌なんでふーふーしなきゃ食べれないっすよ」
「猫舌何ですか?可愛いですね」
「それじゃあ、私がふーふーします」
「杏里ちゃんは優しいね。良かったね臨也!ほら、俺もふーふーしたからはい、あーん」
「……何これ」
終
これ絶対鍋パじゃなくセクハラしたいだけだよね。管理人が←
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