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□第一章始まりの刻
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はらりと桜が舞った…ここは屯所の一室
沖田総司の部屋だった。

総「ふぁ〜」

辺りは、真っ暗…

トットットッ

総「誰だよ、こんな時間に」

僕は、誰かの気配を感じて目が覚めた…

すると…

?「総司、副長がお呼びだ」

一君だ。と思い障子を開けた。

総「こんな夜に何の仕事を
しろって言うのさ…」

一「いいから早くこい」

総「はいはい」

渋々土方さんの所へ一君と歩いていった…

一「副長、斎藤です。総司を連れてきました。」

歳「あぁ、入れ」

一「失礼します。」

障子を開けて部屋に入ってから僕は、

総「こんな夜になんですか?」

と、迷惑そうな顔をして言ってやった。

歳「仕事だよ…ったくあからさまに迷惑顔すんな!!
…用件は、羅刹隊のことだ。奴ら、外へ行きやがった…
そいつらを始末しに、俺と斎藤、お前で行く。」

総「え〜…」

歳「文句はいわせねぇぞ…」

総「わかりましたよ。早く行きましょうよ。」

そして、僕たちは、浅葱色の羽織を纏って

京の町へ出た…



歳「お前ら、別れて探すぞ…」

一「はい」

総「わかりましたよ」

僕たちは、別々の道へと進む。

まだ眠いなぁ〜と思いながら京の町を歩く…

と、どこからか男の叫び声が聞こえた。

総「やっと見つけた♪」

そして、僕は走り出した。
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