銀魂小説

□ご機嫌?不機嫌?
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雲一つない青空の下
沖田総悟は、いつものように巡回をサボっていた。

その手にはクッキーの入ったビニール袋が握られている。

先ほど寄った駄菓子屋のおばちゃんに貰ったのだ。
実は甘い物好きな沖田は、
大好物のクッキーを貰えてとても機嫌が良かった。


沖田は緩む顔を引き締め
昼寝するべく公園に向かった。
ーーーーーーー


いつものベンチには
あからさまに機嫌の悪い神楽が座っていた。

「こんな所で何してるんでぃ?」


『ちっ・・・・サドか
今凄く機嫌が悪いアル
死にたくなかったら今すぐ私の前から消えるヨロシ』

神楽は殺気の隠った目でこちらを睨んでくる
が、ご機嫌な沖田は全く気にしない。

「俺はチャイナに殺される程弱くないでさぁ
何があったんでぃ?」

『・・・・・・・・・・・
さっさすこんふ落としたアル。
しかも最後の一枚
だから凄くお腹がすいてるある!!!!』

悔しそうにする神楽が可愛くて沖田は少し頬を赤くそめていたのだが神楽は気がつかない。

「仕方ねぃなぁ
チャイナこれ食いますかい?」
沖田はさっさ貰ったクッキーを取り出す。

『・・・・・・・・
クッキーは食べたいけどサドから貰うのは気にくわないネ』

神楽の言葉に多少イラついた沖田だったが黒い笑みを浮かべて
「まぁ要らないなら俺が食べまさぁ」
と言うと

『いるアル!!!!!!!!』
と大きな声で言って沖田の手からクッキーを奪い取り食べ始めた。




『ふぅ
ご馳走様アル
なかなかおいしかったネ』

「そりゃ良かったでさぁ
・・・・・んっ?
チャイナァ顔にクッキーついてまさぁ」

『マジでか!!!!
どこアルか!』

神楽は自分の顔を手で擦るがクッキーは
なかなか落ちない

しびれを切らした沖田は
「とってやりまさぁ」
と言って

神楽の顔を舐めた。

『ヒャッッ////』
神楽は今まで見たことが無いくらい顔を赤くして口をパクパクさせている

沖田は少しも悪びれずに
「クッキー取れましたぜぃ
あと・・・・・
ご馳走様でした(黒笑)」


と言い走り出した。


『何してくれるネ
クソサドおぉぉぉぉぉぉぉ!!!!』


end

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