音楽2

□妖語
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作詞・作曲・編曲:酒井参輝


今にして思えば全てが
愚の骨頂に何も相違無く
信じる心の無意味さを
味わえどソレは限りなく無味
順風満帆にも見えた…
泥に塗れているとも知らず
幸の温もりに浮かれてた…
冷めた澱みに沈むとも知らず


欺くか欺かれるか…
二つに一つが現世を映す性か


痛いよ…痛いよ…
骨が軋む音に混ざる悲鳴が
獄炎にかき消されていく
気付いて…気付いて…
「ワタシ」はここにいる…
涙の溶けたソレが語る妖語


嘆く「ワタシ」を眺めては
喉を鳴らしている「アナタ」
歪に笑う面を被る
ソレを「アタシ」だと知ってか
一つ二つと進む刻…
化けの皮を剥がれたのは
「ワタシ」でも「アタシ」でもなく
信じていた「アナタ」でした


欺くか欺かれるか…
二つに一つの現
「アレもコレも全てが勘違いだった」と
刻まれて行く中で思い知りました


暗いよ…暗いよ…
重ね過ぎた朱(あか)が奪い去った…
光も影も…何もかも…
助けて…助けて…
上の空の「アナタ」
舌舐りが最後に見せてくれた景色
痛いよ…痛いよ…
骨が軋む音に混ざる
悲鳴が獄炎にかき消されていく
気付いて…気付いて…
「ワタシ」はここにいる…
涙の溶けたソレが語る妖語


今にして思えば全てが
愚の骨頂に何も相違無く
信じる心の無意味さを
味わえどソレは限りなく無味
馬鹿故に化かされていても、
認められぬのは絵空事
骨も残らぬお粗末様 無味に終わる




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