夢のせかい。
□愛
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あなたがすごく好きだから…。
*愛*
「グリムジョー大好き!」
私は今日で何回目か…というセリフを
グリムジョーに言う。
「あ?…ンなこと知ってんだよ。
お前それ何回言ってんだァ?」
「んーとね…8回★」
「数えてんのかよ…」
「まだ8回だよ?
ぜーんぜん言い足りない!」
グリムジョーはもう呆れて、
私の言葉を無視し始めた。
…でもね、
しょうがないんだよ?
グリムジョーが分かってないから。
「じゃあじゃあ
グリムジョーは私のこと好き?」
「当たり前ェだろ」
「どれくらい?」
「知りてェか?
…なんなら体で教えてやってもいいんだぜ?」
ニヤっと笑って言う。
…今度は私が無視する番。
でも、グリムジョーから離れて(このまま居たら危険だからっ)
どこか別の場所に行く前にもう一度言うの。
「ずーっと、大好きだよ!」
私がこんなに言う理由…?
そんなの決まってんじゃん。
グリムジョーが好きだから。
大好きだから。
…でも、
その愛の大きさに
グリムジョーは気づいてないから。
だから私は言うの。
「大好きだよ」って…。
いつか、
大好きなあなたに気づいてほしいから…。
→あとがき。
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