ヒーロー×ヒロイン=世界平和?

□壱 出現者
1ページ/11ページ

ディテクターはこの都市一体の機能を支配し、LBXを意のままに操ると言って画面から消えてしまった。
ヒロはなんて悪い奴だとバンに訴えかける。

宇崎「君はディテクターについて、何か知ってるようだな。」
「おっと。俺は味方だぜ。」

男性はサングラスを弄りながら、自身をコードネーム「コブラ」と名乗る。
ヒロはカッコいいと目を輝かせるが、宇崎は疑いの念を晴らしていない様子。

ヒロ「カッコいい!コブラさんですね!」
コブラ「コブラでいい。」


『んじゃあコブラさん。何でまたあたしを置いてったのか理由を聞かせて欲しいですねぇ。』


自己紹介をしている時に見知らぬ声。
慌てて振り返ったその場所には、一人の少女が笑みを浮かべながら仁王立ちしていた。
最も、その笑みは「黒い」笑みだったが。

コブラ「あ、いや、それは……。」
『うんうん。あたしの事忘れてたんですね。そうですかそうですか。』
コブラ「わ、悪かっt、」

『忘れてたで許されると思ってんのかこのアフロヘアー野郎がぁ!!』

次の瞬間、コブラの顎下から天に向かってのアッパーが決まる。
目にも止まらぬ早さに、一同は開いた口が塞がらない。
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ