☆文章おきば☆
□成歩堂くんの願い事
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五月某日、成歩堂法律事務所
真宵「なるほどくん、なるほどくん」
成歩堂「なんだい、マヨイちゃん。」
真「今日も、いい天気だねー」
成「うん。そうだね。」
真「・・・・」
成「・・・・・」
成「え。それだけ？」
真「うん。まあ、あんまりイミは無かったんだよ。トクに。」
成「ハア・・・」
真「こんな日は、せんたく、したくなるよね。」
成「そうだね。」
真「それで、せんたくして、お腹がすいたら、みそラーメン」
成「（・・・こんなにあったかいのに・・・か？）」
真「きっと気持ちがいいよ！青空の下で、みそラーメンは！」
成「うん。・・・そうだね」
真「あ！なるほどくん！」
成「今度はなに？」
真「見て！ひこうき雲だよ！」
成「あ。ほんとだ。・・・きれいだね。」
真「ねえ。なるほどくん、しってる？
ひこうき雲をみつけてから、急いで三回ねがいごとを唱えると、かなうんだよ！」
成「・・・それって、流れ星の間違いじゃないかな？」
真「うええええ！？そうなの？」
成「うん。たぶん。」
真「なあんだ。せっかく、トノサマンの限定フュギュア、お願いしようと思ったのに・・・」
成「もっとほかのお願いはないのかよ」
真「じゃあ、みそラーメン一年分！！」
成「・・・まあ、べつにいいけど。」
真「ねえ、ねえ。
なるほどくんは、お願いするとしたら、何がいいの？」
成「ぼく？
ぼくは、そうだなあ・・・」
成「みつるぎが（と）幸せになれますように・・・かな。」
真「えー！！！ミツルギ検事、ずるーい！！！」
成「ハハ・・・。まあ、ぼくもそのために弁護士になったようなもんだしね。」
真「なるほどくんは、ほんとにミツルギ検事ひとすじなんだね。」
成「うん。まあ、今はアイツもそこそこ幸せみたいだから、イイけど。」
真「ちなみに、わたしはみそラーメンひとすじだから。」
成「（・・・・なんのはなしだよ。汗）」
真「でもさ、なるほどくん。」
成「なんだい。」
真「にんげん、そんな＜そこそこのシアワセ＞でマンゾクしちゃだめだと思うなあ。」
成「（うう・・・、ヘンにもっともらしい事言うなあ・・・）」
じゃあ、どうすればいいの？」
真「うん。もっと、テッテーテキにシアワセになる方法を考えたほうがいいんじゃないかな？」
成「（テッテーテキにシアワセになる方法・・・か。）」
真「思いついた？」
成「うん・・・。やっぱり、ケッコン、かな」
真「・・・・・・・」
成「・・・・・・・・・・・」
真「うぉええええええええ！！！」
成「そんなに驚かなくても」
真「いくらなんでもなるほどくん、それはチョットとーとつなんじゃないかな？」
成「そう？
ぼくとみつるぎはお互いに好きなワケなんだし・・・モンダイないんじゃないかな。
本人達がシアワセなら・・・ね。」
真「うう・・・そうなのかなあ」
成「きっとそうだよ。」
真「じゃあ、じゃあ、ヒキデモノは、トノサマンめもりあるグッズに決定だね！」
成「・・・・なんで？」
真「だって、ミツルギ検事も大好きでしょ。とのさまん。」
成「うん。まあ、たしかに。
（・・・ぼくにはいっさいカンケイないけどな）」
真「うう・・・でも、今からキンチョーするなあ」
成「なんでマヨイちゃんが緊張してるの？」
真「だって、だって、読むんでしょ。あたし。シュクジってやつ」
成「（・・・そうなのか？）」
真「いまからレンシュウしとかなくちゃねー」
真「楽しみにしててね、なるほどくん！
サイコウにカンドウできるやつ、用意しとくから。」
成「（なんだか、はりきってるな。）」
真「全世界が泣いた！愛とコーフンのシュクジ！！」
「これで、シュヤクの座は、いただいたもドウゼンだね！」
成「（いやいや、ダメだろう、いただいちゃ。）」
「でもね、マヨイちゃん。」
真「うん？なに、なるほどくん」
成「今の日本の法律じゃあ、男同士がケッコンできないのは、しってる？」
真「うぉえええええええええええええ！！！！・・・そうなの？」
成「うん。さっきのは、ちょっとしたジョーダンだったんだよ。」
真「なんだー。せっかく愛とかんどうとコーフンのシュクジ、考えてたのにな。」
成「（なんか、ふえてるぞ・・・）」
成「はは。ゴメンゴメン。
でも、まにうけるマヨイちゃんも、どうかと思うけどね。」
真「でも、なるほどくん。
ミツルギ検事を好きなのは、ウソじゃないよね。」
成「うん。まあ、ね。」
真「うん。そっか。よかった！」
成「（なんだか、てれるな・・・）」
真「ねえ、なるほどくん、日本がだめなら、まだアメリカがあるよ！」
成「え？」
真「アタシ、おうえんするから、こくさいケッコン！！」
成「（国際結婚のイミををまちがえてるぞ・・・）」
真「ああ。ありがとう。（そのときは、ホンキで英語を勉強しなおさないとな）」
おわり