2nd..Book
□Spring..LOVE
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『やばっ、ホームルーム始まっちゃう!!』
僕は急いで教室へと走った。
ガラガラ‥
教室の扉を開けると一斉に生徒たちが僕のほうを見る。
間に合わなかった‥
『おいおい、新学期早々お前は遅刻か?寝坊でもしたんだろ、早く席につけ』
『はい‥』
先生に叱られると皆がケラケラ笑った。
だいたい席つけって言われても、
僕の席は一体どこなんだよ‥
キョロキョロと辺りを見回しながら
自分の席を探す。
すると、1番窓側の後ろの席だけ空いていた。
あった!
ラッキー♪
1番後ろの席じゃん!
そう思いながら
急ぎ足で自分の席につき鞄を置く。
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