もしもこの世界で

□6.
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私がトリップしてきてもう1ヶ月がたった。
今は8月中旬。
明日から夏合宿だ。と言っても私は帰宅部だから合宿なんて存在しない。
けど、新一が家にいないのは断じてイヤだから私は新一の所属しているサッカー部の女子マネとして同行することにした。
ちなみに現在女子マネ0!だから歓迎してくれた。


「合宿なんて初めて…私のいた中学にそんなんなかったよ…」

「そうなのか?オレは小学校のときからあったからよ」

「へー贅沢…」


学校でお泊りか…楽しそうだなあ…




翌日―

「あのっ今回の合宿で女子マネをやらしていただきます!南真合って言います!よ、よろしくお願いしましゅ!」

「「あはははは!!!」」

しまった…第一印象が…
助けを求めて新一のほうを向くと同じように笑ってた。
殴り飛ばすべきかな


「じゃあ真合ちゃんにはまずジャージじゃなくこの服に着替えてもらおうかな」

監督兼顧問兼キャプテンが脇からだしたのはひらっひらのメイド服。しかも2枚
一枚は黒の生地に胸のところとエプロンが白のメイド服。
もう一枚は黒の生地にピンクのメ
イド服。

「え、あの…」

「こっちの白黒が洗濯したり、料理を作ったりするときに着て、こっちのが料理を出すときと、朝起こすとき、それから…もう一枚」

「はい!!??」

出されて正直困った。
だって、そそっそれ、は…ちょ…と、ありえん…

出されたのはブラみたいな黒い肌着(?)に、下はすごく短い同じく黒いフリル付きのスカート。
それにニーハイソックス…腕にはリスバン…そしてネコミミ

「この学校…てかこの部活頭イってないよね?」

「「「もちろん」」」

みんな口を揃えていう。
ああ女子マネがいないのはこのせいか…
仕方ないよね…

「さあ始めようか」

はあ…私どうなるんだろ…



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