もしもこの世界で

□4.
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あれからはや丸3日が過ぎた。

私は新一の家に住むことになった。
トリップがバレたかと言っても元の世界に戻るとかそういうこともない。

学校に行ってもみんな普通に話し掛けてくれる。誰かはわからないんだけど。

新一に至っては本当なにも変わらない。
変わったことと言えば…南じゃなくて真合って呼ぶようになったことくらい。

あと、一緒に登校して、一緒に帰るようになった。



「じゃー今日も教室で待ってるー」

「おー。先帰んなよ」

「わかってるー」

そう言って新一とわかれた。

教室には私一人。
まだ陽は上っていて昼間みたいに明るい。
それに私は窓側の席。
春みたいにのどかってわけじゃないけど、カーテンを閉めたら丁度いい具合。
そう、お昼寝日和。


「ん…眠くなってきた…」

窓を少し開ける。
風が顔を掠めて気持ちいい。
外では運動部の大きな声が聞こえるけど、だんだん気にならなくなってきた。
工藤ナイシュー!!て聞こえたけど、眠かったからそのまま目を閉じた。


頑張れ、新一




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