短編
□トリップしたい
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「トリップしたい」
もうなんかコレが私の口グセ。
トリップできたらいいのに。
名探偵コナンの世界に行って、コナンと事件を解決して、それからコナンと恋がしたい。
「トリップしたい」
「黙りおし…。うるさい。トリップしたくてもそんなことできないんだからさ」
親友に二次元から一気に三次元に戻された。
あ、ヤバい現実酔いした。
私は変な体質で、二次元に浸り過ぎていて瞬時に現実に戻されると三次元でさえ二次元だと思い込む。頭ん中コナンでいっぱい。
「じゃあさ、真合が大人になったらトリップできる機械造ればいいじゃん」
「あ、そっか」
「アホか。戻ってこいよ」
『トリップしたい』
(してぇえ(黙れ)
(う…)
fin.