+ 渋谷ラブトリップ

□La Vie en rose
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食後のコーヒーを飲みながら、みやに話しかける

「なぁ…今日一緒にジムに行かないか?」


「えぇ?!昨日行ったじゃない!今日は行かない」


「そぅっか〜〜」



ちょっとうなだれる…でも彼女も困った顔をしてた。


「行ったって何もすること無いんだよー?
そりゃみんなと話は出来るけどさ…また今度ね?」



「うん、わかった」



ちょっとトーンダウンな返事だけど…まあ仕方ないな…
昨日もダメ押しして連れて行った手前、今日はあきらめる…


それから支度して、俺はジムに向かい、
打ち合わせやらトレーニングやらこなし、帰宅した。











「ただいま〜〜」



「あ、エイジさん
おかえり〜〜〜〜早かったね!」



「あぁ……とりあえず一通りやってきた、
そういえば今日は買い物行った?」



「あ、まさに今、これから行こうと思ってたところ…」



「一緒に行こう!」



「うん!いこっか…
あ、でも帰ってきたばかりだよ?お茶飲む?」




「ああ…飲む…」


みやが用意してくれたお茶とおやつをつまんで、車でスーパーに向かう。












「今日はどこに行くんだ?」




「んーーと、OKストアと…鶴亀と…あと行けたらでいいから駅前のOX」




「オッケー」




「あ、今日ラブトリでヘルプ頼まれてるから、5時半までには家に着くようにね」



「え!ラブトリ行くの?」



「今日団体さんが入っちゃって、ホールが足りないんだって…
…あ、でも8時から11時までだよ」



「11時〜〜〜」



「うん、11時ならまあちょっと押して12時に上がっても1時までには帰れるでしょ?」



「うん…そうだな…」



「そんながっかりした顔しないで、店長困ってるみたいで…泣きそうな声だったんだよ…」



「そうだな……店長には世話になってるし…
わかった、急ごう!」



「ありがとう! ごめんね…なるべく早く帰ってくるから」



ちょっと上目遣いで俺を見るみや…
か、可愛すぎる…でも今日は居ないのか〜






 
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