+ 渋谷ラブトリップ

□その、翌日…☆
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「………ん」

あまりの明るさに目を覚ました

「…ぁ…いっ…」




起き上がろうとすると、体中凄い倦怠感と痛みが走った。
それ以前にそれ以上動けない…エイジさんが私をがっしりと抱き込んでいた…



「あ…きのう…」
昨日の夜、私は遂にエイジさんに抱かれた…
何度も…何度…も…







『愛してる…あいしてる…』







エイジさんの囁きが耳に残ってる…




「………」














「今…何時なんだろう…うーん…エイジさん…腕…重い」







何とかエイジさんの腕から這い出して、バスルームに向かう…
なんだか腰が…というよりは全身痛い…




「とりあえず…シャワー浴びよう…」






バスルームに入って水が溜まったままのバスタブを見る…







「昨日…ここで…」






昨日のことを思い出すと顔がほてってくるのがわかる














「と、とりあえず水抜かなきゃ…」








と、栓を抜くとき、腕にあざがあった。




「あれ?」




いまいちぶつけた覚えが無い…


ふと見ると、腕のあちこちにあざ…




「こんなところぶつけたっけ?」







なにげに鏡を見ると、全身ちいさなあざが点々と…






「えええ!ちょ、ちょっと…コレ…まさか…」








腕はおろか首筋、おなか、太ももに至るまで無数のキスマーク!







「う、うわあああ! え、エイジさん…ってば……」





手で顔を包む…左腕もキスマークが…








頭がくらくらしてきた…

昨日、バスルームからお姫様抱っこで連れて行かれて…
その後ベッドの上で…こんなにキスされたっけ?!
あ…なんか途中から記憶がおぼろげだ…












「ちょ、こんなところにまで…あ!せ、背中!」








振り返って鏡を見る…















見なきゃ良かった…












「しゃ、シャワー浴びたら消えるかな?!」



ちょうどバスタブが空いたのでシャワーを浴びる




「ちょっと熱めにして…と」


少し長めに浴びて頭と体を洗った…鏡を見てみるも…

「あんまり変わらないみたい……どうしよう」

そうだ、お風呂に入ればいいかも!
そう思ってバスタブにお湯を溜めて浸かってみた





「どうかなぁ…」

「おーい、みや〜〜〜、どこだぁ〜〜〜」

「あ、エイジさん…起きたのかな?」










バン!バスルームのドアが開く









「あ、みや!……居た…ぁ……」



なんか必死な顔のエイジさん…でも裸…わわわ…



「え、エイジさんってば…どうしたの?」



「いや、昨日…なんか俺…ヤりすぎたってか…嫌になってお前がどっかに行っちゃったのかと…」


「な、何言ってるの…どこにも行かないよ」


「は〜〜〜良かった〜〜」


がくっとひざをついて安心した笑みを浮かべる、なんかかわいくてそっとキスをした。


「どこにもいかないよ?」


「みや…」


「ね?」



もう一度唇を重ねる




「俺も入っていい?」


「え?!」


昨日のことがチラッとよぎる…ちょっと困った私の表情を見て…


「嫌?」


「い、嫌じゃないよ…!」


エイジさんは私が使ってるバスタブに入ってきた、また後ろから抱えるように並んで浸かる


「ふー気持ちいい」

「熱くない?」

「ああ、ちょうどいい」





ふたりで見つめ合って笑いあう…











「昨日…痛くなかったか?」

「え?」

「その…加減できなかったし…」

「それは大丈夫…どこも痛くないよ」

「そっか…良かった……それは…って何か他にあるのか?」

「あっつ!」

「な、何だよ、言ってくれよ」

「……エイジさん…コレ…」

私はとりあえず腕のキスマークを見せた





「なんだ?、このあざ」


「あざじゃないよ〜〜エイジさんのキスマークだよ〜」


「え?!」


「体中、凄いの」


「えええええ?!」






いきなり肩をつかんで私の背中を見る








「見なきゃ良かった…」


「わはは、私と同じ意見だ」


「ゴメン…なんか…無意識にやっちまったらしい」


ホントにバツが悪そうな顔をしてる…無意識だったんだ…



「オマエのこと…誰にも渡さないっいって思ってたからさ…」



顔を赤くしながら謝ってる


「マーキング?…嬉しいけど…服を着ても見えちゃうよ〜〜」


「〜〜〜〜」













エイジさんがまたキスしてきた
それはそれは深いキス













「今日どこも行かなくたっていいじゃん…このまま二人で居ようよ」



「ええ?!」



「ホテルは明日までだし、食事はルームサービスでとればいいし…それより…俺…またお前が食べたい…」





「え?え…っつ…あっ……ぅん……」



またお風呂で?!













なんて思いながら、彼に抗えるはずもなく…

1日中離れられずに居た

今までの分を埋めるかのようにお互い求め合った…




















1日経って、キスマークが減るはずもなく…







「もう!エイジさんのバカ!」


「ごめん……」










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