道化ノ詩


□覚醒
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白雪が堕ちてきた

まだ街は眠ってる

君の手は雪の色

だけどあの宇宙は夏



虹の架かる明日が

いつか来ると信じて

僕達は夢を視る

眠ってはいないけど…



不可解なメロディが

果てなく続けば良い

蒼く燃える祈りを

誰かに捧げるほど



流星の雄叫びと

青龍の煌めきと

涙が流れるたび

幸せを探す旅



消えない声と共に

行く勇者のようには

なれないと思うけど

たぶん僕は目醒める



今がその時なんだ

もう負けないと決めた

黒い兵隊達が

足を揃えて進む



この街も起き出すか

この白雪が止めば

本当の冬が来る

僕等は眠りにつく



蛍光の衝撃と

光景の優しさと

あの夜に君は逝き

今宵積もる白雪



歓声の悲しみと

生還の苦しみと

北風に揺れる城

夢を彩るは白



草原の封印と

幻想の覚醒と

僕は君に嘘吐き

この手に残るは月





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