道化ノ詩


□花
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咲いても咲いても

枯れゆく花

僕一人残して



永遠を誓っても

それはただの気休め

花は枯れゆく運命

逆らえるはずもなく



やっと出逢えた花も散り

また僕は独りになった

歩いて歩いて歩き疲れて

腰を下ろしたその陰に

必死に根を張る白い花

いつか枯れゆくその日まで

水をあげよう

光をあげよう

どうか僕の胸に

咲き誇っていてほしい




少しずつ確かに

枯れゆく花

思い出を残して



永遠というものは

生きる価値を薄める

花は枯れゆく運命

だから美しいんだ



やっと出逢えた白い花

また僕は笑顔になった

歩いて歩いて歩き続けて

辿り着いたその先に

僕を照らす眩しい光

いつか枯れゆくその日まで

愛をあげよう

生命をあげよう

いつも僕の胸に

咲き誇っているように





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