貴族の門
□狂う程に愛してる
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ねぇ…名無しさん…どうして僕の方に振り向いてくれないのかい?
君は決まって昼休みに応接室に遊びに来る。
その時、決まって僕に話す事は…あの草食動物とそのまわりにいる群れ。
僕の前で、他の男の話をするなんて…良い度胸だね。
…こうやって、僕が落ち着いていられるのも…もうすぐで終わりだよ。
僕は、一刻もはやく君を手に入れたいんだ。
僕だけを見れるように。
他の男なんて、見れないように。
僕だけの君
君だけの僕
僕だけの名無しさん
名無しさんだけの僕
僕の心は、何時だって…何処だって…君のもの。
君の心は…?
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