Are you Alice?
□Episode5
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ちょうど時計の針が10時を指した時
「……よし、行くぞお前ら」
帽子屋が口にくわえていた煙草を吸い殻に落として言った
『もう時間なんだ』
「早えーよな」
僕とアリスは驚いた感じだった
だってそこまで時間経ってなくないか?
ケーキと紅茶を頂いてた時間もそんなに経ってないし
「……俺の時間はハートの女王にくれてやったからな」
時間?
時間って……そう簡単に人にあげれるものなのか…
『帽子屋、時間をあげた…って?』
気になってしょうがなかった
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