お菓子な島のピーターパン

□sweet.2
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月の陰に入って通り抜けたときの記憶がない、気がついたら海の上を飛んでいるところだった



ピーターとティンカーと私以外皆ぐったりしていたから月の陰でかなり体力を消耗したのだと思う



ピーターが永遠の世界、ネバーランドに着いたよというまではぼんやりとしていた



着いたというか見えてきたのが正しい、まだ海しかみえないから



「もうそろそろ着くんだ」



私がホッとしているとピーターがにこっと笑った



「もっと速く行けば着くよ!早く帰りたいなー」



そう言ってスピードを上げた



子供みたいだな・・・実際子供なのだが



ピーターから離れても大丈夫なくらい私達は飛ぶのに慣れてきた、飛ぶのに慣れるなんて不思議だけど



速度を下げてから私はウェンディ達に近づいた



あれ・・・?
ウェンディだけ、森に入ろうとしている・・・どうしたんだろう



私もゆっくりと速度を下げてからウェンディに近づく



しばらく近づいてから私は話しかけた



「ウェンディ?そんな所で何をしているの?」



「え、っ!?ちょっ・・・」



ウェンディは慌てたようにしてからもがいている



そのままひゅーんと落ちていってしまう




!?!?!?!?



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