ｼﾞｮｰｶｰの国のｱﾘｽ
□story21 賑やかなお茶会
6ﾍﾟｰｼﾞ/11ﾍﾟｰｼﾞ
｢少なくとも、お嬢さんが私のことを好きでいてくれたなら良かったな｣
何処からそんな話題を変えることがあったのか
私がブラッドを好き?
そんなの････
｢有り得ない。絶対に有り得ないわ｣
｢････そんなに否定されたのはアリス以来だぞ、どうしてなんだ｣
｢あら、あんたアリスにフラれてるの?ふふっ･･･｣
どうしてなんて聞かれてもね･･･
｢胡散臭いからよ｣
｢胡散臭いだと?私の何処が･･････胡散臭いというならジョーカーもそうじゃないか｣
ジョーカー、そんな名前が出た瞬間少し怖くなる
いや彼は私に危害を及ぼそうという気はないのだろう････おそらく
胡散臭いというより･･･
｢人を楽しませようとするフリをして･･･相手をどん底に突き落とすような奴だぞ?｣
そんな人なのだろうか･･･
私はよく分からないけれど怖いのには変わりないと思った
.