ジョーカーの国のアリス
□story21 賑やかなお茶会
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「うわ・・・何よ」
窓を見たら太陽が顔を覗いていた、随分時間帯が変わってしまったらしい
いくらお客さんとはいえ寝てばかりなのは迷惑になるだろう
私はいそいそとベッドから降りてから、廊下に出た
「あら〜おはようございます〜、食事はいかがですか〜?」
・・・慣れない。
そのだるそうな口調は此処の主、ブラッドにそっくりだ
こちらものんびりとしてしまう、いかん起きたばかりだというのに
「おはよ〜お姉ちゃん!」
眠たい気分な所に
可愛いらしい声がホールに響き、とてとてと走ってくる妹の姿が見えた
お姉ちゃんと言うのはまだ慣れてないらしく顔を赤らめながら言っていた
「エリスか・・・おはよう」
めちゃくちゃ眠たそうなブラッドがミレスの後に歩いてきた
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