ジョーカーの国のアリス

□story17 優しさに溺れて
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「何か言った?ジョーカー」


振り返って問い掛けると何でもないよと返された




それにしても声が大きいというものだ、まるぎこえ




まあそんなこんなで私とエースは城に戻ってきたのだけど・・・





「ビバルディ・・・」




「おやエリスではないか!城に来ないものだからてっきりわらわは嫌われてしまったかと思ったぞ?」



嫌うはずがない!
むしろ逆のほうで・・・・・



「陛下が首を撥ねよって脅すから・・・彼女怯えちゃってたんですよあはは」



「怯えてる訳ないでしょうがっ!!・・・ビバルディ気にしないでくれる?こいつの言う事」




私達のそんなやりとりを見ていたビバルディはぽかんと呆けていた



どうかしたのだろうか?




「仲良しなのは結構じゃが・・・・ほう、エースとな」




「なっ、何よビバルディ?私が何かした?」



何でもないよとビバルディは言い返してきて、私はただ首を傾げることしか出来なかった





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