ｼﾞｮｰｶｰの国のｱﾘｽ
□story16 お城での出来事
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私が何かを言おうとする前にエースが口を開く
｢そう、余所者は替えがきかない存在なんだ。だから誰もが強く惹かれる、俺もだけどな｣
もういつの間にか夢じゃないような気がしてきて････いたはずなのに
何よそれ。
替えがきくなんて簡単に言うものじゃないわよ･･･
何でそんなに･･･
これがルールだからというのなら私はそのルールが憎い、許したくない
｢何よ、替えがきくなんて簡単に言うんじゃないわよ!!もし貴方達が死んだらもう会えないのよ?役割は変わらないとしても･･･今こうやって話しているエース達には･･･会えないのよ｣
｢余所者だからそんなことを思うんだ、私達はそれがルールだからな｣
ユリウスは皮肉混じりにそう言ってから時計･･･いや彼等の命ともいえる物を直し始めた
ユリウスは･･･彼等の神様のようで、しばらくその様を見つめていた
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