ジョーカーの国のアリス
□story14 また始めから
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「まぁ、いいわ」
私は半ば仕方ないと思いそう言うと双子はわーいと嬉しそうにしていた
何がそんなに嬉しいんだろう
きゃっきゃと双子に案内されてまたブラッドというボスの部屋に向かおうとしていた時に
「おや、アリスとエリスじゃないか。丁度いい時に来た」
にこりと笑ってブラッドはそう言ってから私の手とアリスの手を取り言った
「お茶会をしようじゃないか」
私は別にお腹空いてもいなかったけれどアリスがえぇと頷いたのでこっちも同意することにした
「さあどんどん食べてくれ・・・」
「ねぇ、一つ聞いていいかしら?」
何で私の目の前にブラッドはオレンジ色の物体を置いていくのだろう
ちなみにエリオットとミレスは外出して、いないそうでとんだ骨折りだった
「ああ、このオレンジ色の物体のことか?気にするな遠慮なく食べてくれ」
食べてくれって・・・私そんなにお腹すいていないんだけれどな
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