ジョーカーの国のアリス
□story13 揺れる心
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「ホワイト・・・貴方正気なの?」
続いて貴方の目はふしあななのかと言ってやる
私みたいな最低な人間に可愛いだとか似合わない
お母さんを捨てた私にとっては
「正気だよ俺は。ただそう思っただけなのに酷いな」
苦笑いをしてホワイトは私の前に置かれた空のカップに飲み物を注ぐ
む・・・余裕があるのね
もういらないと思ったけれど飲み物を注がれては仕方ないと思いカップに口をつける
私・・・貴方のことあまり知らないから
可愛いなんて言われても警戒心が芽生えてしまうだけなのよ
そうホワイトに言ってやりたかった
だけどそんな会話をしている最中にブラックが言った
「本当にジョーカー・・この××女の何処がいいんだかな」
この・・・口の悪いブラック・・・
そんなことを言って私の隣に座ってホワイトの話を聞いているブラック
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