ｼﾞｮｰｶｰの国のｱﾘｽ
□story12 廻る気持ち
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サーカスの賑やかさでさえも嫌になるくらい
｢････うぅっ｣
涙が溢れた
どうしたって泣けてくる
妹が･･･私を知らないなんて
じゃあこれまで探してきたのは誰?
妹の形をした偽物?
あんなに似てるっていうのに何もかも
こんなのって････嫌だ
とぼとぼ歩いているとぽすっと頭に手を乗せられた
?
｢だから言ったのによ｣
気付けばブラックが意地悪な顔もせずにこちらを見つめていた
泣き腫らしたような目元を親指で撫でられる
優しいのねブラックは
しばらく目をつむっているとようやくアリスが来たようだった
｢ブラックさん･･･貴方彼女に何をしたの?｣
睨みつけるようにアリスがブラックを見ていた
.