短編・企画・過去拍手
□過去拍手其の八
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「ベル様。
どのような御用でしょうか?」
「別に用なんて無いけど、取り敢えずそこ座って」
「ベル様。
私はどうすれば良いのでしょう?」
「好きな事してれば?
ただ、王子の部屋からは出るなよ」
「好きな事、と言われましても……」
「じゃ、一緒にゲームでもする?」
「あの、これ、どうやって動かすのでしょうか?」
「テキトーにボタン押せば動くから。
後、負けたら罰ゲームあるから」
「罰ゲーム…ですか?」
「うん。
王子が勝ったら、オレの姫になってよ」
「ベル様のお姫様に?
という事は……」
「王子と結婚すんの」
「もし私が勝ったら、どうなるんでしょう?」
「それ言う前に、画面をよく見てみたら?」
「あ……」
「うしし♪王子の勝ち♪
んじゃ、今から王子の姫な」
「具体的には、どうすれば……」
「んー、まず、敬語は止める」
「分かり…分かった。
難しい…けど、がんば…る!」
「後、普通の恋人や夫婦がやるような事をする」
「それは一体…?」
chu♪
「こういうのとか。
まぁ、慣れればもっと激しいのしてやるよ」
「なっ!
……でも、私なんかで良かった…の?」
「なーに言ってんの?」
「王子の姫は、お前しかいないから」
「…じゃあ、私だけの王子様になってくれる?」
「うしし、もちろん♪」