Series『現桜』

□The 38th.「添い寝」
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薄桜学園生徒 葛木桜華は3年になり、2年度末に思い悩んだが山南おかげで?進学を決めた。
その為、春に最後の試合を終え、夏に引退をし・・・
受験勉強に集中しなければ、いけないのだが。

「痛たた・・・」

「桜華ちゃん、どうしたの?」

同じクラスである3年1組 沖田総司は、桜華の様子を見て声をかけた。

「うん、お腹が・・・」

「あ?生理痛?」

「うんって分かってても、ソコはスルーしてくれよ。」

「ごめん、ごめん。」

全く反省のない様子で沖田は答える。

「まぁ取り敢えず、保健室へ行くわ。」

「そーしな。
 山崎くーん!」

沖田は少し離れた所に居た保険委員 山崎Sに声をかけた。

「いいよ、一人でいけるし。」

桜華は断ろうとしたが・・・

「この時間の山南先生は事務室に可能性あるよ。」

「よく知ってるねぇ。」

沖田は、教頭兼古文教師 土方歳三からの逃げ場所の一つとして、保健室を愛用していた。
お陰で山南の不在時間には詳しくなるわけで・・・

「どうした?」

そこに山崎がやってきた。

「桜華ちゃんがね、保健室へ行きたいんだって。」

「うん、ちょっとお腹痛いから、少し横になりたくて。」

「わかった。
 一緒に行こう。」


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