紫雲の蒼写真【第二部】

□バズーカ編A
1ページ/7ページ



さゆ視点

バズーカの弾を受けたと思い

目を開けると、窓から溢れる光を眩しく思い、

同時に目の前に男がいるのに気がついた

「な、ぇ、えぇっ!?」

相手はベットで寝ている。

?「んー・・・、今何時?」

ベットの前から移動しぐるぐると室内を見て回って一人楽しんでいると
ベットの彼から時間を聞かれた。

部屋の壁に設置された古い時計を見ながらこたえる

「時間?ぇっと、11時30分」

?「ん、あと30分寝るから」

「うん?寝過ぎじゃ・・・」

え、ちょっと待ってくださいよ

何この方、見たようなススキ色の髪をお持ちでらっしゃるんですか!?

ツナ?

ぁ、でも手が私の知ってるツナより大きい。

「どんだけ寝るのかな」

室内を見渡すと少し前に拉致られて寝かせられてたヴァリアーの部屋みたいな作りの部屋。

でもあの部屋より豪華だ

机の上には沢山の白い紙に何か色々と書いてある。

「ボンゴレのマークだ」

マークの横には綺麗な字で【沢田綱吉】と書いてあった

「ぁ、やっぱり」

やっぱりベットに寝ているのはツナだ。

ランボのせいですか!十年バズーカってやつ?

ぁれ?でも玉は試作品って・・・

ちゃんと帰れるのかな

ツ「やっぱりって何が?」

「!!」

後ろから突如声がした

私の方を大人にって色気のあるフェロモンを撒き散らしつつ手招きしてる←

ツ「来いよ」

ベットにですかっ?寝ぼけてるの?

いやいや、こっち見つめないで。

仕方ないから小走りでツナに近づき、ベットに上がった。

ツ「あれ?さゆ小さくなった」

「あの」

ツ「十年前のさゆか」

「うん」

わたしが返事をするとツナは慣れた手つきで私の身体を引き寄せた

「きゃぁっ!?」

ツ「可愛い小さい」

「耳元で囁かないで//」

ツ「初だな」

「寝ぼけてるでしょう!?」

クスクスとツナは心底意地悪そうな笑みを浮かべた

獄「十代目!!悲鳴が聞こえましたが何かありましたか!!」

なんの前触れなしにドアが開いてタコヘッドの彼(殴

獄寺君が現れた、やっぱり大人バージョン


ガンッ


「わっ」

ツ「ノックしようね?獄寺君(黒笑)」

ドアの所に穴が開いている、ツナが銃で撃ったみたいだ・・・危ない

獄「申し訳ありません十代目!」

ツ「良いよ」

そんな不服そうに「良いよ」なんて言われても

獄寺君今にも窓から飛び降りそうな顔してるよ
話題変えてあげないと!

「ご、獄寺君かっこよくなってるね!!身長高くなってるし」

その場の空気が凍りついた気がした。

あれー・・・?

言っちゃいけなかった、かな?

ツ「ふぅん、へえ?さゆは獄寺君が良いのかー、そっかぁ」

「変な意味じゃないから!」

獄寺君の顔が真っ青です、やばい

「あぅ、あ、えーっと。私と同じ時代の紫苑は来てないの?」

ツ「あ、・・・昔バズーカ打たれた時って紫苑ちゃんとさゆ
別の時代に行ったんじゃなかった?」

「へ?そうなの?」

ツ「リボーンが持ってきた試作品をさゆと紫苑ちゃんにランボがあてた?」

「ぁ、そうそう」

獄「昔そんなこと言ってましたね」

ツ「試作品らしいからこの時代にいれる時間は普通のバズーカより長いよ」

「えっと、紫苑と私は違う時代に飛んでて、私はいつ戻るかわからないってこと?」

ツ「そうだね」

「ぁ、じゃぁこの時代の紫苑は?いるんだよね」

大人紫苑を見るチャンスじゃん!

ツ「さぁ?」

「は?」

ツ「紫苑ちゃんって雲雀さんの処とか骸の処とか此処とか転々としてるんだよね、
たまに誰も居場所がわからないときあるし、
今日は夕方さゆに会いに来るっていってたけど」

「Σ放浪癖がついたの?」

「心配ないでしょ、紫苑ちゃんも仕事あるし、第一大人だからね」

ク「紫苑が骸様の所にいると雲の人が任務のついでに奪いにくるの」

「わわっ、クローム!?」

ク「さゆ・・・可愛い」

いつのまにかクロームが部屋に入ってきてた

「紫苑が心配」

ク「さゆもヴァリアーとこっち行き来してる気がする」

「私もですかっ」

十年後もドタバタしてるんだな…

ツ「クローム(未来の事はあまり喋ったら駄目だ、
さゆ達が知る事でこれからの選択幅まで狭くしちゃうからね)」

ク「・・・はい、ボス」

読心術で会話してるー・・・、羨ましいなー。

ツ「ま、バズーカで来た未来はなる可能性のあるいくつもの未来の1つだから、ね。
さゆの選択次第では違う未来になってるよ」

「う、うん」

ク「そんなことよりボス、昼御飯でみんな集まるからさゆも・・・」

ツ「そうだね」


.
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ