二次創作小説・・・ぽいものへの挑戦
□ウワサの努力をあげる?! (ギャグです!!ほのぼの努洋)
4ページ/8ページ
『兄さん!!!大変ですよ!!!』
「やかましいな、友情・・・」
駆け込んできた友情マンの風圧で、読んでいた競馬新聞を破かれた勝利マン。
不機嫌そのものの兄だが、もう一人の兄も負けていない。
「友達たちがいっせいに教えてきたんです!!お前の弟が・・・
努力が、ど変態になってる、って!!!」
『あ?・・なんだと〜?!!!』
散々なめにあい、もう疲れ果てた努力マン。
体力的には正直、まだまだ余裕はある。だが、問題は心の方だった。
「はあぁ。こんなに出ない言葉だなんて・・・。
それにしても、ヒーロー仲間からの信頼を私は完璧に失ってしまったのではないだろうか・・・」
ガクッ、と肩をおとす彼の前・・・足元に。
いつの間にか勝利クンが現れ、心配そうに努力マンを見上げていた。
ぼ〜っと彼を見ていた努力マン。疲れの残った顔で、半分ふざけているように、
今日何十っ回口にしたか分からない問いかけをしようとして。
「おい、勝利クンにせまるならまず俺を通してからにしろ」
前方からの声に、はじかれた様に顔をあげる。
「俺は勝利クンの保護者だからな」
「勝利兄さん・・・」
その横から、友情マンが何とも言えない表情を作り、顔を出す。
「あんまり、私の友人を減らさないでくれよ?」
二人の兄に囲まれ、うつむく弟。
「さて。説明してもらおうか」
「私が説明しようかな?」
切りだした長男に答えたのは、天才マンだった。