DISSIDIA学園
□桜色の人生
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後日、母と別れて学園へと向かった。
『てか…ディシディア学園って確かがぎられた人間しか入れない超名門校じゃなかったっけ…?!』
あぁぁぁあぁぁぁぁぁ・・・・。
借金がなくなったのは良いものの、私が超名門校に入学するなんて…。
『はあぁ…。うまくやっていけるのかなぁ…。』
思わずため息が出てしまう。
ふと空を見上げれば父と母の笑顔がよみがえる。
『…だめだめ、頑張るって決めたんだから、頑張らなきゃ!』
そんなこんなであっという間に正門の前まで到着。
『うわ〜…。鉄の格子だ〜…。すごーい…。本物だ〜…。』
あれ?でもこれ、普通い入っていいの?!
なんて考えていた時だった。
?「おい貴様、何をしている。」
ビクゥゥゥゥゥッ!!!!
背後から突然、声がした。ゆっくり振り返ると、そこにはとてつもないくらい、金ぴかな人がいた。
?「悪事を働きに来たか。ならば…ここで灰にしてやろう…。」
“灰にしてやろう”…。
灰ッ?!
『はわああぁあぁッ!!!すす、すみません!わたくし編入生の者でして―…。』
?「なに?編入生?…あぁ、お前が日永桜か。ならばもっと早くに言え。」
あなたが話を聞く前に殺そうとするからいけないんでしょう。
?「全く…。ほら、そこで何突っ立っている?行くぞ。」
“パンッ”と彼が手を叩くと、鉄格子の門は自動で開いた。
『ほおおぉぉぉぉぉぉ、すごいです〜〜〜。』
まるで手品みたいに門が開く様子を私は思わず感動してしまった。
?「そんなことでいちいち感動するでない。ほら、行くぞ。」