DISSIDIA学園

□まるで世間から離れた場所にあるかのように
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『はぁ、はぁ…』

?「ここまでくれば平気かな…?」

『はぁ、はぁ…。何…あの先生…。普通、武器なんて持ってないものよ…。』

常識ある教師ならあのくらいでぶちぎれるようなことはほっとんどない。

そう、常識のある教師であれば。

?「うちの学校、変な先生が多いんだ、あ、僕の兄さんゴルベーザを除いてだけどね。」

『あなたのお兄さん、この学校の教師なの?』

?「そう、あ、まだ自己紹介がまだだったね。僕はセシル。セシル・ハーヴィ。」

『セシルさんね。私は日永桜。』

セ「それじゃ、桜だね。よろしくね、桜。」

『よろしくお願いします、セシルさん。』

セ「さん付けはやめてよ。せっかく仲良くなったんだしさ、呼び捨てでいいよ。」

『えっ…。でも…。』

こんなかっこいい人を呼び捨てになんかできるわけがない。

セ「僕がいいと言っているんだ。だから呼び捨てでいいよ。」

『う…。うん。じゃあ改めて、よろしくお願いします。セシル。』

セ「うん。よろしくね桜。」

こっ…。この人…。本当にカッコよすぎる…。

なんて考えていた時だった。

?「あっ!セシルーッ!!」

セ「あっ、みんなー!!」

?「大丈夫だったか?セシル、」

セ「僕も桜も無事だよ。」

ティ「桜っていうんスね?俺、さっきも言ったと思うけど、ティーダ。よろしくっス!」

フ「俺はフリオニール。よろしくな桜。」

『えっと、ティーダ君とフリオニールさんですね。』

フ「さん付けはやめてくれよ。呼び捨てでいいって。」

セ「というか、桜って真面目なんだね。」

ティ「桜は真面目すぎるっスよ!!もっと気楽にいかないとやっていけないっスよ!」

フ「『気楽過ぎるのもどうかと…。』」

ティ「Σ二人してそんなこと言うんスか?!ひどいっス〜」

ク「お前の場合、気楽過ぎるんだ…。」

『Σ(゜□゜;))』

ティ「クラウドまで…。マジへコムっスよ〜」

て…ていうか、いつからそこに?!

ク「最初からだ。」

エスパー?!(゜□゜;))

フ「そんなことより、ここから移動した方がいいんじゃないか?セフィロスに見つかる前に…。」

?「“私に見つかる前に”…なんだ?」

私たちが一斉に声のした方を見ると、そこには銀色の長い髪の男性がいた。

…この人は普通なのね。

私は少しほっとした。が、次の瞬間私はクラウドに担がれていた。

『きゃあぁぁぁぁぁぁッ??!』

なんで?!なんで私はクラウド?に担がれているの?!

ティ「逃げろッスー!!」

?「あっ!!!こら、逃げるなッ!!!…Σはっ、まさか、“嫌よ嫌よも好きのうち”と言うやつか?!フフフッ…。恥ずかしがらなくともよいのだぞ!クラウド!!!!」

クラウドは完璧にあなたの事を嫌ってますけど!

『てか、あの人何?!なんであの人から逃げてるの?!』

ク「話は後だ、とにかく二手に分かれるぞ!」

フ「あぁ、」

ティ「りょーかいっ」

セ「うん。」

『は?は?!ちょ、ちょっとーーーーーっ!!!』


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