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□響く愛の詠唱
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5000hitお礼小説 雪燐・女体化・シリアス

歪んだ世界、そこに住まう僕は願う
何物にも代えがたいものが欲しい
築き上げる絆と未来?そんなものはいらない
僕が望むたった一つの曲がった願い、絶対的な力だけだ
運命なんてくそくらえ、運命なんて自力で変えてやるっ

「うわぁぁぁぁああああああ」
「大丈夫!?姉さんっしっかりして!」
「ひっ、いやぁぁぁあああああああ」
「ぐっ…大丈夫、何も怖くないよ?深呼吸して」
「はぁはぁ…ゆ、きお?」

姉さんは時々魘される、何に怯えているのか分からない
姉さんは言わないだろう、弟に心配をかけたくないとか何とか言って
今更だと思うし、迷惑だなんて一度も思ったことがない

「そう、僕だよ。大丈夫、心配ないからね」
「心配、ない?絶対に?」
「うん、僕がついてる。姉さんは心配しなくていいよ」
「うん、大丈夫」

そういうと、事切れたようにベッドへ倒れこむ燐
倒れこむ燐の横顔は、死人のように真っ青だった



‘なぁ、お前力が欲しいか?’
そんなもの、欲しくない
‘なんで?守りたいんだろ?’
守るために自分の力を使う、お前らのような下種な輩と一緒にするな
‘あはは〜ひどいなぁ、僕達と同じ存在じゃない’
黙れ、寄生虫が
‘否定はしないけど、忠告してやるよ。お前の姉は、虚無界で上位にいる悪魔たちに狙われている’
その程度の事は知っている、お前は悪魔だ。信用などできるか
‘はは、信じる信じないはあんた次第だよ。でもね、このままだと危ないかもね〜あの子、憑かれてるから’
何に!?教えろ
‘やだよ〜俺は悪魔だってお前も言っただろ。一つだけ、惚れた女位ものにしたら’
言われなくても分かっている、帰れ。この下種が
‘お〜怖い怖い。じゃ、まったね〜’

「くそっ、またアイツか…」
「雪男?どうしたんだ?」
「なんでもないよ。それより、課題は終わったの?」
「うぐっ…今やってんだろ!」
「逆ギレしないでよ。でも、よく頑張ってるよ」
「へっ?!ななななな何をいきなり!」

クスッ、と笑っただけで何も返してこない雪男
姉さんを狙う?ものにしろ?何を言っているんだ、分かりきったことを…

「雪男?疲れてるなら、早く寝たら?」
「大丈夫だよ。姉さんも、早く寝なよ」
「もうちょっとで終わるから、ちょっと待って」
「分かったよ」

そして、その十分後に燐の課題が終わった

「終わった〜さて、寝るか」
「そうだね。おやすみ」
「おやすみ〜」

‘可愛い寝顔〜頬ずりしたいな’
何故いる、姉さんに汚らわしい視線を向けるな
‘え〜ひっどーいwこの子のご主人でも何でもない君に決定権なんてないでしょ’
黙れ。お前、姉さんが何かに憑かれているとか言ったな
‘うん、言ったよ。でも、何かっていうのは教えないけどね’
分かっている。それは悪魔か?
‘教えないって言ったじゃん!はぁ、それくらいは教えてあげるよ。それは、悪魔でもあり悪魔でもない’
どういう事だ、正直に言え
‘言ってるじゃ〜ん!僕言ったよね?信じる信じないもあんた次第ってね’
帰れ、原因を教える気がないのなら話す意味などない
‘プッハハハハハ!いいねぇ、その眼!僕たちの方に堕ちてきたら、教えてあげるよ’

それっきり雪男は沈黙したきりだったため、仕方なく帰っていく
名も知らぬ奴だが、言っていることは正しい
姉が憑かれていることは分かっていた
だけど、姉さんを助けたい!助けるために、この力を手に入れたんだっ

少年は願う、絶対的な力を…
絆も未来もいらない、欲しいのは力だと
少年の思いは純粋であるが故、厄介のものとなる…
諸刃の剣として…

end
シリアス?
女体化する意味ないな〜
主に甘い?話が好きなので、シリアス文が書きたくなるんですよね
シリアス文?の方がすらすら書けたり(笑)

雪男と対話している人?は特に設定はないです(笑)
誰か、素敵な設定を考えてください(笑)
しかし、自分で書いておいて対話している人ウザイですね
仕方なく帰っていくときは、犬みたいにショボーンってなって帰って行ってるイメージです
皆様のご自由に発想していただいて結構です
見た目や性別に関しても、記述はナシの方向で行きたいので

この小説は、お持ち帰りOKです!

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