ZELDA.

流れ星に愛を込めて
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『あ、流れ星!!』


宝石をちりばめられたような夜空。
キラッと流れた星が、脳裏にこびりついている。


静かに流れる川の音が、何とも心地良い。




そんな気持ちの良い夜に、リンクと夜空を見上げている。



「ほんとだね」



『綺麗ー…』




余韻に浸っていると、また白い光を放った星が流れた。



『また流れ星っ!』


キラキラした目で見ると、次々と星が空を流れる。


こんなにも流れ星が見れるなんて、と感動と興奮が一気にくる。




『リンク、見た!?すっごい綺麗だね!!』



少し興奮気味に話すと、リンクも感動したのか言葉を失っている。



『あっお願い事しないと!』


すぐに両手を握り締め、願いを込める。



「絵里、なんてお願い事したの??」


『え??ヒミツっ!』


えへへ、と悪戯っぽく笑ってみせて、握っていた両手を離した。



「えっ教えてよ」


『やだよ、内緒だもん』


そのまま立ち上がり帰ろうとする私に、リンクは野次を飛ばすが無視。



『帰ろうよーっ』


「ったく、ケチだなぁ」


『そんなんじゃないよ!』


リンクと手を絡めながら、私はもう一度空を見た。





流れ星に愛を込めて
(ずっとリンクと一緒にいられますようにっ)






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