ZELDA.
□無色透明
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「ゆき、雪!!
リンク!!起きて、雪だよっ」
シンシンシン…
すごく静かな外で雪がホワホワ降っている。
『んー??雪…??』
リンクは眠たい目をこすりながらも、私の隣に来てくれた。
『お〜結構積もってるね』
「うんっ絶対後で雪だるまね!!」
『くっ…絵里って何歳??』
「なっ//ほっといてよー!!」
ごめんごめん、と私の頭を優しく撫でる。
『でもさ、もうちょっと寝ない??
まだ4時だし…』
「えっ!!」
まだそんな時間!!
どうりで辺りは暗かったんだ。
『絵里、早く来て』
先に布団の中に入ったリンクが呼ぶ。
「うーさむっ!!」
私も布団の中へ入るなり、リンクの胸に顔をうずめた。
『ははっうさぎみたいでかわいー』
「何言ってんの//」
『だってホントのことだから』
そのままリンクは優しく私を抱きしめた。
『あったかい』
「あ〜ホント…眠たくなっちゃった…
おやすみ…」
『おやすみ…』
ちゅっとリンクは私の額にキスをして、そのまま眠りについた。
無色透明
(はは、この雪だるま、リンクに似てる……)
(えっ、どんな夢見てるんだ…??)