ZELDA.
□好き好きっす
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リンクと付き合い始めてから3ヶ月。
結構経ったと思うけど、
まだキスしてない…っておかしい??
そう思ったのをさえぎったのは、リンクだった。
『絵里……キス、していい??』
「えっ、…今??」
『うん…』
辺りはもう真っ暗、周りには何人かいる。
そんなのお構いなしに、リンクの顔がだんだんと近づいてきてるのがわかる。
「ちょ、待っ…!!」
ドンッとリンクの胸を思いきり突き放す。
『ぉわっどうしたの!?』
「どうしたって……ばかっ!!」
『え…??だって、キスしたいから…』
目を丸くして可愛い顔しちゃって…。
でも、惑わされない!!
「もうっ、なんでそんなにキスしたがるの??」
そう聞くと、一瞬リンクが真顔になり止まった。
…え、私…気にさわること言ってないと思うけど。
『そんなの決まってんじゃん』
いきなり腕を引っ張られ抱きしめられる。
「ちょ、リンク…//」
『死ぬほど絵里が好きだから、早く俺のものにしときたいのっ』
「はっ、な…//」
『だからさ…キス、させて??』
耳元で囁かれて、
私の心臓…口から飛び出そう…
『もう我慢できないから』
そう聞こえた瞬間、私とリンクの唇が重なる。
柔らくて、頭が一気にクラクラする。
「んっ……」
唇から全身が心臓になったみたい…
「…っなが、い//」
私はリンクの肩を軽く突き放す。
『…あ、ごめん
あまりにも絵里がかわいいから』
「はっ//」
『ごめん、苦しかった??』
ポンポンと私の頭を撫でながら急に優しくなるから、怒れもしなくなっちゃう…。
「もう…ずるいよ」
『そう??俺的には絵里の方がかなりずるいと思うけど』
「…ばかっ」
好き好きっす
(初めてのキスだったのに…無理やりすぎ)
(じゃあ2回目は優しくするよ)
(え、ちょっ…まっ//)